庄司浩太

選考全体を通してのコメント
この度は、第2回フューチャーズカップの選考委員にご指名頂き、有難う御座いました。コロナ禍でありながら、選手の皆様のダンスに対する情熱に深く感動致しました。
選考を通しまして、いくつか気がついた事をお伝えさせて頂きます。

カップル小学生、中学生、高校生、に関しまして、自分のアクションだけではなく、パートナーの動きを感じて踊っているカップルは好感が持てました。

カップル大学生、20代、30代、に関しまして、学年や年齢が上がる毎に、ダンスのレベルが急激にアップする事に感動と驚きを覚えました。上半身のアクションやフレームの安定性が見られても、下半身の使い方に甘さが見られるカップルには評価を低くさせて頂きました。サポーティングフットからセンターに働きかける体重移動の為のエネルギーとセンターから降り出されるムービングフットのスィングのエネルギーのバランスが悪い選手は推進力に欠け、ウェイトのコントロールがうまく出来ず、上体のアクションに自分自身が振り回されてるように見えてしまいますので、注意が必要でしょう。

ソロ競技に関しまして、高校生以下では、ポジション、ダイレクションが明確な選手は、組んでいなくてもパートナーの存在まで見えて来て、好感が持てました。

ソロ競技、大学生以上におきましては、フィガーの特性を理解し、ソロであっても、内回り・外回りの関係や、スィング軌道からくるスピードの変化に伴うダイナミックなシェイプを表現している選手に、高評価させて頂きました。ソロ部門では良く見えるのに、カップル部門ではそこまで良く見えない、と言う選手が見受けられました。ソロの方が自由に踊れているのに、組んだ時に、相手に遠慮している、もしくはお互いに悪い影響を与え合っている可能性があります。踊りやすさに拘らず、自分の思い通りに踊ってみて、現状の踊りにくさを越えた所に新しい境地が見出せる事もあるでしょう。

最後に、運営に携わって頂いた方々に感謝申し上げます。ダンス界の未来は明るいと実感させて頂きました。
有難う御座いました!

齊藤嘉昭

比較が容易な通常の競技会に比べて、1組、または1人ずつの動画選考は、難しいものがあります。技術、エネルギー、パフォーマンス等、それぞれが優れている点が違うので、総合的な優劣の判断が難しい。
今回、カップル部門、ダブルスについては、2人の実力が平均しているかという点、また特にカップル部門では2人で踊ることによってダイナミクスが生まれているかという点を基準に選考しました。
またソロ部門では足、脚部の使い方に注目して選考しました。選考委員の見ているポイントによって、成績の付け方も違ってくると思います。
自分の長所を伸ばし、弱点を克服することを、コーチャーと相談しながら継続して頂きたいと思います。
出場選手ならびに実行委員、選考委員の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

宮下主啓

選手の皆様、お疲れ様でした。
選考にあたり、私が基準にした要素は、「姿勢」「音楽」「ボディアクション」「レッグアクション」「アームワーク」などをメインに見させて頂きました。また、衣装もひとつのポイントとして、見させて頂きました。やはり、着ているものによって、踊りの見え方も違ってくると思います。選手の皆様は、自分達が良く見える衣装を考え、選ぶ必要があると思います。
動画を撮ると、自分達の変な所を大まかではありますがチェックでき、改善して技術的に向上していけると思います。
ただし、実際の競技会では、プラスアルファの部分がとても重要になると思います。
それは、動画には映らないプレゼンテーションであったり、映らない細やかな動き、ノリみたいなものだと思います。
是非、自分のコーチャーに相談しながら、自分達の理想のダンスを目指して頑張って下さい。
皆さんのこれからの益々の発展を、お祈りしています。

中村隆裕

フューチャーズカップに出場してくれた全国のダンサーの皆さんお疲れ様でした!
全国の頑張っているみんなを動画で観るのが毎回楽しみでした。映像でも十分伝わります。
決勝に残って来るカップルやソロの子達は、迫力 目力 本能 野生感溢れていました。
自分らしさを 貫き通し ステップをただ踏んでいるではなく自分の物にしている人達はとても観ていて気持ち良かったです。
個性溢れる魅力的なダンサーが今後ももっと増える事を願っています。
1つ今後に期待したい事は、特に女性の皆さんに
フットポジション アームワーク レッグアクション 顔の位置 股関節の上下運動 どの様に使い動けば魅力的に見えるか?
これを研究してさらに女子力を上げてください。
社交ダンスの魅力は男性が女性を綺麗に踊らせているかが勝負の別れ目
男性人は 女性をフロアーの上で最高のエスコートをしてあげてください!

平田祐史子

先ずは出場してくれた選手の踊りを見て刺激を受けました。
基本的な事を改めて見直す事が出来て感謝しかないです。

私は自問自答をしながら審査をしました。
何故この選手が良いと感じるのか?
何処が良いと感じるのか?
何が好きなのか?
何故この選手が良くないと感じるのか?
何処がいやなのか?

すると見えてくる物がはっきりして比べるときちんと順位が付けていけます。
ざっくりしたものですが、
好き
・センターを持っている
・骨の積み木が揃っている
・身体が縦にバラバラで使えている
・筋肉のしなりを感じる

好きでは無い
・骨の積み木がバラバラ
・筋肉に緊張感がない

凄く当たり前の事でとても難しいのですがここが別れ目と改めて感じました。
是非色々な方向からこの基礎に、チャレンジして欲しいです。怪我予防にもなりますし、万人に共通することだと感じます。

選手の皆さん!頑張って下さいね。


奥原さとみ

皆様、フューチャーズカップお疲れ様でした!オンラインの競技会ということで、動画の撮影やアップロードなど、大変な部分も多かったと思います。しかし、今までとは違った形式の競技会に出場することは、各人にとって貴重な経験となったのではないでしょうか。

私は第2回から選考委員となりましたが、たくさんのダンサーが踊る姿を見られて想像以上に楽しい時間が過ごせました。順位という、数字だけの結果になってしまうことが残念なほど、それぞれの魅力、表現力にあふれていました。
ダンスに真剣に取り組んでいる若いダンサーがたくさんいることが嬉しくて、私自身もあらためてダンスが好きだと実感。
結果がよかった方、よくなかった方、それぞれの思いがあると思います。しかしぜひ、ひとりひとりが踊ることでダンス界を盛り上げているという自信を持っていただきたいと思います。

ダンスには音楽性、美しさ、パートナーリング、パワー&スピードなど、様々な要素があります。
それらの要素を考慮したうえで、私が特に重視していたのは没入感、「ダンス(と音楽)そのものになりきっているか」という点でした。
ただステップを踊るだけではなく、自分のものにして表現している人の動画にはより引き込まれて、いつの間にか最後まで見てしまいます。
特に、トータルコーディネーションという、「身体の全てのパーツをコントロールしてひとつのものを作る」というテクニックがあるとより没入感につながっていきます。
自分を知り、自分の魅力を最大限に引き出すことができるように、これからも努力し続けていってほしいです!ありがとうございました。


元田早苗

選手の皆様お疲れ様でした。
大変な状況の中ダンスに対する情熱を失わず一生懸命練習に励み、心打たれるダンスを見せて頂いた事に心から感謝申し上げます。

選考するにあたり私が重要視したのは基本を大切に踊れているかどうかということに重点をおいて見せて頂きました。

立ち方、フットワーク、ムーブメント、アームアクションなど基本的な動作がきちんと理解できているかどうか。
派手に見えるムーブメントや音楽の表現はコンペに必要なことではありますが、
基本的なことを理解できていないと、バランスをコントロール出来なかったり、表現したいムーブメントや音楽が何か違和感のあるものに見えてしまったりします。
そうなるともったいないですよね!

やるべき事はたくさんありますが、
まずは基本をしっかり理解し、反復練習することが踊り全体のクオリティにが上がることに繋がると思いました。
地味に見える動きこそ大切にしっかり時間をかけて練習してみて下さいね!

これからもダンスに対する情熱を失わず夢を見失わず明るい未来に向かって是非練習に励んで下さい!

またどこかで成長した皆様の踊りを拝見出来ます事を楽しみにしております。


清水寿恵

前回同様とても興味深く楽しく皆様の踊りを見せていただきました。2回とも参加されている選手もいらして、わずかな期間での上達ぶりにも大変驚かされました。選手1人1人の踊りをじっくりと見る事が出来るのがこの競技会の魅力の一つであると思います。
私は今回もそれぞれのダンスが「基本的な理解と鍛錬のもとに踊られているかどうか」という事に重点を置いて見せていただきました。
やはり基礎を大切にした上での反復練習によって得られるフットワークやムーブメントの滑らかさがリズムや音楽に対しての表現に繋がって踊り全体が良く見えて来ると思うのです。
それに加え、ソロ部門では「相手と踊っている事を想定、意識して踊っている選手」カップル部門では「ポジションの変化がきちんと行われていて、ボディトーンがしっかりしている選手」は動画上でもポスチャーが美しく踊りが良く見えました。
全体的には、フットワークやスエーなどの基礎をしっかり学ぶ事、床を足元から捉えて踊れるように足首や股関節の使い方を意識するともっと良くなると思いました。
実際のコンペとは違う環境での試合は選手の皆様にとって新たな挑戦であり、良い経験になった事でしょう。
今回の経験が皆様の明るい未来に続きますように!
そしてまた、近い将来に皆様の成長した姿を拝見出来ます事を楽しみにしております。


山本英美

参加された選手の皆様お疲れ様でした。
今のこの状況下でも、自分の夢を失わず一生懸命に練習に励み、素晴らしいダンスを見させて頂けた事、とても嬉しく、そして感動させて頂きました!

選考するにあたり、私が重要視したポイントは…

☆立ち方(姿勢)
では、何故そんなに立ち方が大切なのか?
立ち方が崩れていると、膝が曲がってしまったり、お尻が抜けてしまったり、思う様に音楽をコントロール出来なかったり…と、たくさんの、マイナスを生んでしまいます。
正しい立ち方があってこそ、素晴らしいベーシックムーブメント、綺麗なフットワーク、アームアクション、コネクション、音楽性…その、全ての動きを作り出す為に、床に対して正しく立つ事は、必要不可欠になってくると、考えております。
もちろん、他にもやるべき事は、たくさんあります。
基礎の基礎という意味で、先ずは立ち方が崩れていると、上手く積み木を積み立てれない様に、何をやっても崩れてしまう…という様な事になってしまいます。
先ずは、正しい立ち方を身につけ、正しいベーシック
、綺麗なレッグアクション……などを出来る事を一つづつ増やし、高い積み木を積み上げていって下さい!

また、いつの日か皆様のダンスをフロアーの上で、見れる日が来る事を、心より願っております。
いつまでも、夢を失わず練習に励んで下さいね~~
応援しております!


米持雅弘

この度は選考委員としてフューチャーズカップに参加させて頂き誠にありがとうございました。
出場なさった皆さま、運営の中心となった金光先生や小鳥さん、協賛くださった企業や個人の皆さま、そして各選考委員の皆さまに深く感謝申し上げます。
今の状況下においてこのような企画を進める事の意義を改めて実感いたします。
また、今回の大会を通して感じたこと、考えたことなどを講評として書かせて頂きます。
まず、オンラインでの競技会として通常の競技会とは異なる部分があります。

1.カップル一組、もしくは個人のみでの撮影
2.撮影も定点である場合と被写体を追う場合の違い
3.同じ音楽で踊っていても選手によって速さが異なる場合がある
4.踊る環境が違う

上記のような点があるゆえに、同じ曲を同じフロア上で比較選考するのではなく、映像によってほかの選手との比較を行って参りました。
おそらく通常の競技会とは違う強みが出る場合もあったと思いますし、逆に思ったよりも効果的に見えない事もあったのではないかと考えます。

そこで、どういった点を中心に据えて選考基準にしたのかというと以下の通りです。

1.姿勢
→床に対して安定して姿勢を保っていられるか、進行性や重心をコントロールできているか
2.音楽性
→ボディーのムーブメントやアームワーク、コネクションからも音楽性を感じることが出来るか
3.基礎的な技術
→振付に用いられている様々なテクニックや各種目を特徴づけているポイントをつかんでいるか
4.表現
→各種目の特徴や振付に対しての理解が見え、かつどう表現したいのかが明確であるか

以上の4点を中心に選考しました。
上記の4点はそれぞれに相互補完的なものでありますが、中でも姿勢をきちんと保つ事が出来ているかが優先順位の上位に来ています。
出場した皆さまは撮影を何度もリテイクしたり、その一曲を撮るために費やした努力は並々ならないものがあると思ます。
ただ、映像で見ていてもまず最初の立ち姿が

「むむ・・・こやつ出来る!」

と感じさせてくれる選手にまず期待を抱きます。
どの選手もたくさん練習をなさっていると思いますが、やはり立ち姿がいい意味で挑戦的であり、音楽を感じつつ自信に満ちた姿で踊りだしているとそれだけでいきいきと見えてきます。

もちろんオンラインでの競技会は各選手を何度も最後まで見返しながら選考してまいりました。ですので、また競技会の形式が異なれば違う見え方になるでしょうし、結果も異なってくるものだと思います。
ですので、今回の結果を一つの糧として次の競技会へと向かって下さることを心から願っています。

最後になりましたが、選手の皆さま、今年度は本当につらく厳しいと年でありました。
しかし、画面を通してそのひたむきな姿にとても心打たれました。とても尊いことだと思います。
このように間接的ではありますが、皆さまとお付き合いできたことは自分にとってとても幸せな事でした。
選手の皆さまの飛躍を心から願っております!


大坪浩二

選手の皆様お疲れ様でした。

オンラインコンペという普段とは違うコンペで、フロアが違い、曲のスピードが違い、撮影の仕方も違うという条件での選考でした。

ダンスの技術やエネルギーは1日2日で変える事は出来ませんが、その条件の中で、自分の持ってる実力の中で、ベストを尽くす事が大事ではないでしょうか。

実力の拮抗した状況になればなるほど衣装や髪型、入退場や礼の仕方など好感を持ってもらえるように努める事により僅かな差がうまれてくると思います。

今回のコンペで言うと録画中に隙を見せないカップルとそうでないカップルでは印象が違いました。

女性が衣装を着てるのに男性が着てなかったり、燕尾は着たけどヘアセットはしてないなどなど。

自分も現役中に同じ様な事を言われた事がありますが、選考する立場に立つと確かに印象って大事だなと感じる事があります。

皆さんの日頃の努力が結果に繋がるように考えられるベストを尽くしてコンペに望んでください。


藤家繭

第二回フューチャーズカップに参加されました選手の皆様お疲れ様でした。
私のような者が選考委員に加えてくださり、初めは戸惑いながら審査させていただきました。
小中大学生、20代、30代の皆さんの勇姿を拝見しているうちに、恥ずかしながら踊る楽しさやコンペにかける情熱が感じられて私自信がワクワクドキドキさせていただけました。

私が皆さんにお伝えするならば、身体の使い方や立ち姿、音楽表現、フットワーク、パートナーシップ、ヘアメイクや衣装など、全てにおいてバランスの良さが大事だと思います。
それは、ダンスをする時間以外でも洗練できます。
心と身体は繋がっているので、毎日の気づきや練習の積み重ねが伸びてくる要素だと信じています。
カップルの人達はたまにはケンカもするでしょうが、相手に感謝の気持ちをもっていたら必ず気持ちは伝わり、踊りに繋がると思います。

急に今までとは変わらざる終えなくなった今年、オンラインコンペという新たな形で皆様の踊りに触れさせていただけて私も勉強になりました。
私も現役の身なのでお互い頑張りましょう!

          
瀬古知愛

参加された皆さまへ

皆さま、お疲れ様でした。
元気に楽しんで踊られている姿、また一生懸命自分を表現しようとしている姿勢にとても心打たれ、何度も動画を繰り返し確認しながら選考致しました。

選考するにあたり、私が気になったポイントは2点、『音楽』と『姿勢』です。

その他にも大切な要素はたくさんあると思いますが、ダンスは音楽に合わせて自分を表現するものです。1歩1歩の音の長さをしっかりと理解して踊れていないと良く見えてきません。その為には、ベーシックから技術的な体の使い方や踊り方を学び、ご自分のコリオグラフィーに応用させて音楽に合った踊りを見せて頂きたいと思います。

また、今は競技開催がほとんどありませんが、コンペ会場ではどの方向からも自分の踊りは見られています。今自分が向いている方向だけに意識を置くのではなく、色んな方向を意識する事で姿勢への意識も変わってくると思います。

会場で踊れる日まで、これからも練習に励み頑張って下さい!またどこかで皆さんの踊りを拝見できる事を楽しみにしています!お疲れ様でした!!


小西揚子

選手の皆様お疲れ様でした。
このような時期であってもダンスに対する情熱を消さず自分のダンスと一生懸命向き合う、全国の若い素敵なダンサーの踊りを見せて頂く事ができ本当に嬉しく思います。
大変楽しく拝見させて頂きながら感じた点を述べさせて頂きます。

ハイレベルな選手は安定感があり、自分の身体のコントロール(足の向き、アームのパフォーマンス、頭の位置、など)ができていて、そうでない選手はどこに足を置くのか、手の置き場所、顔の角度などが定まらず意思が弱く見えます。
特に脚のさばき、足の置き場所などは難しいフィガー、リズム表現をする時ほどルーズな選手とハイレベルな選手の違いがはっきり見えてきます。
今回のようなソロ演技、ダブルス演技など、1人で踊る点に大変注目される上、オンライン競技というところから、勢いだけではなく地道な練習から結果に繋がるという事が大変分かりやすい競技会だったと思います。
コロナでなかなか組んで練習できなくても個々のパフォーマンスをしっかりできる選手は組んで踊っても素晴らしいパフォーマンスができるはず。まだまだ続きそうなコロナとの共存、是非これからも個々の磨きに力を入れてください。
個人的にはダブルス競技人口が増えてペアダンスの面白さがより膨らんでいく事を期待します。

大変な時期ではありますが「ダンスが大好き!」って踊っていきましょう!


竹歳美由紀

4ヶ月前から始まった第1回目から大変興味深く拝見させて頂きました。

普段、学連の大会を観る事が多いのですが、今回は小学生~30代の素晴らしいダンスを拝見する事が出来て、全国にはこんなに将来が楽しみな選手が沢山いるんだと感動しました。

選考させて頂く中で、私はそれぞれの種目をどの様に学び鍛錬してきたかが、バックボーンとして見えるダンサーには好印象を受けました。

いよいよ今週末は学連の冬全があります。
この素晴らしい大会で得た経験がきっと力になるはずです。
未来ある選手の皆様を陰ながら応援しております。


石原正三

未だ収まらぬコロナ禍でも、しっかりとダンスに打ち込み、自分達の踊りを披露してくれたダンサー達には、心の底から感動させていただきました。

 小学生たちの楽しんで踊っている姿。きちっと習って習った通りに足を揃えて。とても好感がもてました。これからも沢山学んで、将来カッコいいダンサーになってフロア上で素晴らしいダンスを披露してくれることを大いに期待いたします。

中学生、高校生のダンスにもビックリしました。ダンスのうまい子が多い。将来の日本のダンスも、こういう子達がいてくれたら安心だな、と思いました。さらに上を目指してがんばっていただきたいです。

 大学生達は、今年はまともな試合もなく、非常に辛かった一年だったと思います。それでもこのフューチャーズに出場してくれたダンサー達は、モチベーションが下がることもなく、素晴らしいダンスを披露してくれました。試合という関係上、順位をつけなければなりませんでしたが、みんなに1位をつけたかった。ダンスにかけてる思いもしっかりと伝わりました。来年は普通に試合ができる事を大いに期待し、さらにダンスの腕を磨いてください!

20代、30代のダンサー達、しっかりとレッスンを受けて練習をしている、卓越されたテクニックを見せていただきました。さらに変化のある色の濃いダンスを目指してがんばってください!!
 
また皆さんと、競技のフロアでお会いできることを楽しみにしています!
おつかれさまでした(*^^*)


仲秋彰燿

選手の皆さん、お疲れ様でした。

従来とは異なる競技会において、
今までに経験をしたことがないことがたくさんある中、
それでもダンスを一生懸命に踊っている姿を拝見でき、
選考委員としても、一般のダンス人としてもとてもうれしかったです。

これからの世の中において、
従来通りの競技会が開催できるかもしれません、
何かしらの制限がかかった競技会になるかもしれません、
全くの新しい形で競技会を開催する必要があるかもしれません、
でもどのような状況になっても、
皆さんのダンスへの熱意があれば、きっと明るい未来が待っているはずです。

ダンスの上達のためのネタはそこらじゅうに転がっています。
常に山の頂を目指して、試行錯誤を繰り返してください。
そして、
信頼する師とともに、
二人三脚で精進を続けてください。


大西ちかる

選手の皆様へ

皆様、本当にお疲れ様でした。このコロナ禍の影響によって踊るための環境もままならない中、不謹慎かもしれませんが皆様のダンスに心を打たれ感動致しました。
私自身が現役の選手ということもあり自分なんぞが選考をしてもいいのかとても悩みましたが、選考が終わってみると皆様のダンスによって勇気づけられ鼓舞されている自分がいたことに気付く事ができ本当に感謝しております。今回は皆様に少しでもダンスの肥しとなれるよう感謝の意も込めてメッセージを贈りたいと思います。

私がダンスをはじめてから今に至るまで大切にしている事は『基礎』です。それは美しい姿勢、美しい音楽、これらを良く理解し聴き込んで体を動かす等、とてもシンプルな事です。私自身もそうなのですが、どうしても自分のステップを踊りこなす事に集中してしまい『基礎』の形や動作がおざなりになりがちです。国内や世界のトップにいる選手を見ていると、この『基礎』が当たり前のようにでき、そこからどのように自分を表現するのか!という意思が聞こえてくるかのようです。皆様も今一度『基礎』を見つめ直す時間を作ってみては如何でしょうか?きっと思わぬ発見があるのではないかと期待しております。

今年はこの未曾有の事態により思うように動けず心が焦げるような想いを沢山してきたかと思いますが、この想いを忘れずにまた次に向けて頑張ってください!心から応援しております!


小宮一浩

選手の皆様、本当にお疲れ様でした。この様な状況下で大勢の踊りを拝見させて頂き、嬉しかったです。ご参加頂き誠にありがとうございました。

競技会において大事な要素は沢山あります。ポスチャー、
タイミング、テクニック、スタミナ、音楽性、パワー、スピード、リード&フォローなどなど。あげたらキリがないのですが、私はどれも同じくらい大切だと思っています。
このオンラインコンペを通し、それを改めて感じました。

動画を何度もご自身で見直し、自分達の理想とするダンスが踊れるようにこれからも頑張ってください。いつか皆様の踊りを生の競技会で拝見できるのを楽しみにしています。


倉岡美生

どの選手も一生懸命踊っていたり、楽しく踊っていたりそれぞれの気持ちが見えて、こんなにも多くの選手がコロナ禍でも頑張っているのだと私も元気をいただきました。

カップルについては
表現したいことがはっきりしていて、カップルでそれが共有されていること、相手とコミュニケーションをとりながら踊れていること
ソロについては
綺麗な足の運びやボディアクションを使おうとしていること、1人でも表現を大切にしていること
を特に大切に見させて頂きました。姿勢が美しいことはもちろん必要ですが、やりたいことに溢れ、それを表現しようとしてる姿がとても魅力的に写るものだと感じます。

1人でいる時間も多いこの時期ですが、その時間で表現したいことを妄想したり、色んな音楽聞いたり、練習したりして言われた事だけでなくあれこれと挑戦して、ダンスを楽しんで貰えるといいなと思います。

これからも選手の皆様が活躍されることを願っております。
ありがとうございました。


中村俊彦

オンラインでこそ見えてくる美しさもあらためて感じられる機会でした。
一方でリアルな空間、フロアでのコンペでこそ発揮される魅力も確実に存在していて、それこそはすごく大きなものなのです。
ネットを通じて素晴らしいと見えるダンスも、動画を見ているだけでは学びとして圧倒的に足りないことを忘れてはいけません。

それでもカメラを通して見えてくる美しさも一つの武器には違いないと思いますから、今回自分を画面を通した角度からじっくり見つめ直せた経験を自信に変えて、自分ならではのリアルなダンスの探究に活かせたら素晴らしいと思います。

競技会など自分を披露する場は、次へそしてその次へとチャンスが続いていくものですから、その都度結果や未来を心配などしないで、夢をもって練習や研究に励み続けて欲しいと思います。


佐藤晴香

選手の皆様おつかれさまでした。
オンライン競技会という新しいスタイルに挑戦された皆様のダンスを楽しみに見せていただきました。どの方も、チャレンジされている姿に甲乙つけがたく感じましたが、
・動きのダイナミックさ
・ストラクチャー、ルックスの美しさ
・音がクリアーであること
の3点を中心に総合的に判断させていただきました。
今年は特殊な状況下で通常の練習も、ご苦労されている方が多いと拝察いたします。私自身、ダンスを愛する者として皆様のダンスに元気をいただきました。
これからも皆様のご活躍を願っております。
ありがとうございました。


浅村慎太郎

出場選手のみなさん、本当にお疲れ様でした!!
踊る機会を自ら見つけてチャレンジなさった参加者に感謝いたします。

さて、私からのコメントです。
全てのダンサーには、生まれつき個性が備わっています。
それを自分で見つけて、どうすれば自分が良く見えるのか、自分がやりたい事が出来るのかを先生や仲間に協力してもらいながら見つけていく事がダンスの醍醐味だと私は思っています。

それはテクニックとは別だ、と考える人もいるかもしれませんが、私の観点ではそれこそが最重要なテクニックです。

皆さんの個性が花開いて、フロアで輝ける事を願っています。


新井健伊稚

出場した全ての選手の皆様、第二回大会お疲れ様でした。

全国各地の沢山の若者が、このコロナ禍の中でも頑張っている姿を肌で感じる事ができ、素直にとても感動致しました。みんな頑張っているんだなと、、、皆さんの踊りを拝見していたら、世の中色々と大変な状況ですが、やはりこのダンスは素晴らしいんだ!日本のこのダンス界の未来は明るいとも感じさせていただきました。
この素敵な企画に携わらさせて頂きまして、私自身とても刺激を受けましたし、勉強させて頂く機会にもなりました。
このダンス界の明るい未来の為に、ご両親や、身の回りの方を大切にし、信頼するコーチャー等と、力を合わせてこれからも更にそれぞれのダンスライフを少しでもハッピーに過ごしていって頂けたらと思います。
皆様に、感謝の気持ちと、これからもどうぞ宜しくお願い致しますの気持ちを込めて♪


佐藤文紀

選手の皆さんも大変な状況の中、本当にお疲れ様でした。
どの動画もダンス熱が込もっていて素晴らしかったです。

普段のコンペだからこそ見えてくるもの、オンラインコンペだからこそ見えてくるもの、またその反対も各々違うと思います。
フロアーの中での比較と1組ずつでの比較、選考させて頂いた方としても大変勉強になりました。

1組ずつなのでゆっくり見させて頂くことが出来ましたが、普段のコンペではその時間も1/10以下くらいとなってしまいます。
そこを逆算すると普段のコンペでの対策、練習課題等に役立つかと思います。
コンペ後のコーチとの話し合いも、とても大事です。

練習、コンペに繋げて下さい!応援しています!


浜野智子

選手の皆さんが全力を尽くして撮られた動画なので、ひとつひとつしっかり最後まで何度も見て選考いたしました。

今後の参考にしていただければと思い講評申し上げます。

まず、予選では時々フットワークがおかしな選手がいました。フットワークが悪いことは運動の理にかなっていないことなので、かえって体の動きを阻害してしまいダンス全体がギクシャクしてしまったりします。動画では特に足元がはっきり見えてしまいます。バリエーションをより良く踊るためにも、フットワーク、フットタイミング、レッグアクション等、今一度基になっているベーシックアクションを見つめ直すとさらに良くなると思います。
準決、決勝では、何をしたいか、何を見せたいか意図がはっきりしている選手を選びました。動画では見えにくいところですが、カップルとして、また個々として訓練されていて、音楽がよく膨らんで見えて、空間が膨らんで見えて、やりたいことを表現するためには何をしなければならないか、自分の体を自在に操れている選手は良く見えました。

選手の皆さん、このコロナ禍今後ダンスの大会がどうなっていくのか分かりませんが、オフラインでもオンラインでもいいので、どうか目標を持って頑張って下さい。目標があるとメキメキ上達します。全国でライバルたちは常に頑張っています。今回決勝に残れなくても、優勝を逃しても、ちょっと頑張れば次回自分がいけるかもしれません。悔しさをバネに自分を見つめ直す機会になればと思います。
学連の4年生は冬の全日本戦で一区切りですが、せっかくダンスの醍醐味が分かってきたところだと思うので、是非ダンスを続けてほしいなと思います。そしてもっと大きな舞台で活躍してもらえると期待しています。
そして今回参加された選手の皆さんの今後の成長を楽しみにしています。私たち皆で応援していますので頑張ってください。

三宅建史

 《第2回フューチャーズカップで選考委員として参加して感じたこと》
 すべての部門を先行したわけではないので自分が担当したところを見た時の感想として捉えてください。

・小学生~高校生
 この部門においては大きく2つのグループに分かれていました。ひとつは基本からしっかりと技術を習っている人、もうひとつは楽しくダンスに接している人です。どちらのグループもダンスに真剣に向かい合っているのでこのままその路線で続けていっていただけたら良いなと思いました。ただ今回は順位等をつけるのでどうしても技術的にしっかりと習っているグループが上位に来てしまっていると思います。今回順位が低かった方もいいダンスを踊っていたと思うので、もし「悔しいな、もっとうまくなりたい。」と感じた方は習っている方に言って、競技会を目指して欲しいと思います。でもまずダンスを楽しく踊ることが一番大切だと思うので、笑顔を忘れずに踊っていただければいいダンサーになると思いました。

・大学生
 学連に所属している方も多かったと思いますが、みなさん非常に良く踊っていたと思います。とくに女性のシャドウで上位にくる方はスピードや姿勢、フットワークなどがしっかりとできている人が多かったように感じます。競技を目指してる方が多いと思うので女性が一人で踊れることはカップルとして非常に大きな武器になります。いろんな方に今回の動画を見ていただきそれを目指していただけたらと思います。
 カップル、シャドウに限らず今回は通常の競技会と同じ観点で選考をしました。自分の場合は「姿勢」「動き」「音楽」の3つです。

「姿勢」
 立ち姿やホールド、トップの広がりやコンタクトなど見た目の形です。上位に行くダンサーは真っ直ぐに立ちホールドが崩れない方が多かったように感じます。実際の競技会では同時に何組も踊るので見た目が綺麗なダンサーはとても有利に感じます。特に予選は組数を多く、混雑していると上半身しか見えない時も多いので背中とホールドが真っ直ぐになっていると、選考されやすくなると思います。

「動き」
 移動距離や移動の質などを見ました。大学生だとある程度大きく動ける方は動きの質も持ち合わせていると思いました。(もちろん姿勢は崩れないで)今回は踊る場所の関係で狭いフロアでしか参加駅ない方もいたので一概には言えませんが、どちらかといえば狭いスタジオでもうまくフロアを使って大きく動いているダンサーはたくさんいたので動画を見てsんこうにしていただけたらと思います。

「音楽」
 これは少しアバウトな観点ですが、大きく分けて2つのことを見ました。ひとつはカウント(ベーシックタイミング)に合っているかです。スローフォックストロットなどでSQQというカウントが区別できている人と、全体に同じになっているひとではどうしても選考に差が出てしまうと思います。カウントはいままの指導者や選手がいろいろ試してきて今の状態になっていると思うのでまずは教科書通りのカウントで踊れるようになることが上達への近道だと思います。
 もうひとつはそのダンスの特徴に合っているかです。これは見る人や踊る人によって好みや表現したいものが違うのでどれが正しいというのは難しいと思います。しかし一般的に同じSQQでもタンゴではキレ良くスピード感がある表現が、スローフォックストッロでは滑らかで切れない動きがあると思います。競技では一部の優秀なダンサーを除き、ある程度一般的に想定されているイメージを大事にして踊る方が初めのうちはいい結果に結びつきやすと思います。突出して優秀なダンサーは自分の表現が世界標準になるので好きなように踊ってもいいと思いますが、まずは一般的な部分を勉強して自分の世界を作っていくといいと思います。

・20代、30代
 この段階のダンサーは思考もダンスも経験が豊富なカップルが多く見えました。ご自分のゴーチャーの意見をしっかりと聞いて信頼関係を強くすることでより良いダンスができると思います。ぜひ来年からの競技会に向けて技術を磨いて欲しいと思いました。

・さいごに
 私は全国で活躍したダンサーでもなく、引退して数年しか経っていないので選考する技術もまだまだです。しかしこのような機会をいただき沢山のことを勉強できたので、エントリーした選手とこのような機会を与えてくださった皆様に改めてお礼を申し上げて今回の感想といたします。ありがとうございました。


中川雄太

選手のみなさん、本当にお疲れ様でした。いろいろな形からみなさんのダンス愛を感じることができ、楽しく選考させて頂きました。

全体的に前回よりレベルが上がったように感じました。
特に準決勝以降、とても選考に迷いました。
ただ、レベルが上がったと感じたのは技術的なところで自分自身の講評の1番の基準である「音楽」を感じさせてくれるカップルは少なかったように思います。

ソロでもカップルでも動きは良い、ポスチャーも良い、カップルとしての一体感もある…なのに音楽の波にのれていない…。とてももったいなく感じました。
踊りの技術に溺れることなく
音に対してどう表現するか、その表現のため技術だと思いますので、大事にする順序をもう一度考えてみてはと思います。

選考させて頂く立場からしてこれは第1回のときからどうしても思うのですが、「髪上げ&正装」で取り組んでくれている方はとても好印象でした。
外見を美しく見せるのもひとつの大事な選考項目だと思います。

明日、明後日に行われる冬全、無事に開催され、ダンスを愛する学生たちがいろんな想いをぶつけ合う素晴らしい日になることを切に願います。


藤本尚子

選手の皆さん、お疲れ様でした。色々な事に制約がある中、チャレンジしてみようという皆さんの心意気に心から感動しました。

その中で、選考するのは心苦しくもありましたが、私なりの選考基準をお伝えしたいと思います。

まず、足が最後まできれいに使えていて、上半身と下半身の動きがつながっているのか。音に対して、敏感になっているのか。足先までがきれいなのか。縦、横のラインがきれいなのか。
ソロなら、相手がいるように踊れているのか、等です。

後、この状況の中で難しいこともあるのは、承知していますが、やはり、心意気も含め、比べた時に、男子が正装で女子がドレス、髪型もきれいに整えられている方が、ほとんどの場合、印象がよかったです。

選考は、たくさんの全国で頑張っておられる選手にふれられ、とても有意義な時間でした。皆さんも、どこかで選手同士繋がっている、という事を忘れず、また来年に向け新たなスタートをきってください!そして、4回生の皆さんもこの1年、苦しい状況の中歩んできた事は、きっと今後も自分の支えになるはずです!
みなさん、お疲れ様でした!


上脇友季湖

選手の皆様お疲れ様でした!
ラテンダブルスという新しい部門という事もあり、振付や衣装など各カップルの工夫が見られてこちらもとても楽しかったです。
部門の特性上、ダンサーの技術の高さもそうですが、アクションやアームワークの同調性が高かったり、アイコンタクトなどのコミニュケーションがあるカップルには好感を持ちました。
ソロ部分が多いとは言え、ダブルスならではのパートナリングが見られるとますますカップルのダンスが発展すると思います。

エントリーされた選手の皆さんのダンスは、今後のダブルス発展に大きな期待を感じました。リアルでのコンペが楽しみです。


新田さくら

フューチャーズカップに出場した皆さん本当にお疲れ様でした。
皆さんの挑戦する姿をみる事が出来てとても感動しました。
選考していて感じた事ですが「美しい姿勢」の選手はとても見ていて好印象でした。足先から手の指先、頭の先まで神経が行き届いてる選手はとても美しいです。
そういう選手はもっと見たいと感じます。
音楽性やパートナリング、パフォーマンスもとても重要です。そのために自分の姿勢を見直し、よりクオリティの高いダンスを目指していってください。

これからまた競技会で皆さんのエネルギッシュで素晴らしいダンスを拝見出来るのを楽しみにしています。
ありがとうございました。

※順不同、敬称略
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